マンガとアニメ

淡い夏の群像劇「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の感想

夏といえば花火!花火といえば打ち上げ花火!

ということで、8月18日から上映開始された「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」を見てきましたので感想などを書いていくよ!

※出来るだけネタバレはしないように書こうと思うけど気になる方は映画の視聴後に見ることをおすすめします!

作品について

私も知らなかったのですが、この「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は岩井俊二監督のテレビドラマが原作となっており、小説や漫画が原作ではありません。

小説や漫画が原作というパターンはよく聞きますが、ドラマが原作というのは中々聞きませんので珍しいパターンですね。

ストーリーが分かりづらいと感じた


基本的には日常的な会話を中心に物語が進んでいくのですが、ストーリーがどこを目指しているのかが個人的には分かりづらく、感情移入がしづらかったです。

尺的にも仕方なかったのかも知れませんが、主人公の典道とヒロインのなずなとの掛け合いのシーンが少なくて、物語の展開とお互いの関係性にずれを感じる部分が多々ありました。

ただ、そもそもそういった細かい設定を省いて作品の雰囲気を中心に楽しむという形なのであれば、作中映像も綺麗ですごく雰囲気の良い作品だとも感じています。

キャラクター(なずなが可愛い)


うん、なずなが可愛いんですよ(異論は認める)

何かミステリアスで独特な雰囲気を持っているキャラクターではあるのですが、ちょっとした会話の仕草や雰囲気がすごく可愛いんですよ・・・・

恐らく、この作品を見た人の中では「三浦先生派」&「なずな派」の二大勢力がぶつかりあうこと必至でしょうが、私は「なずな派」の勢力に加担することでしょう。
※でも、三浦先生もめっちゃかわいいからもうずるい・・・

声優について


今回の主人公、ヒロインともに本職の声優さんが声を務めているわけではなく、両名とも俳優の菅田将暉さん、女優の広瀬すずさんが演じられています。

よく、芸能人が声優とか・・・見たいな声を聞きますが、今回に限って言えばそんなイメージはあまり感じませんでした。

といっても、主人公とヒロイン以外の多くは声優さんが声をされているということもあり、集団での掛け合いになると少し演技のバラツキを感じることはありました。

特にヒロインであるなずな役の広瀬すずさんは細田守監督の「バケモノの子」でも声優をされていたこともあってか、個人的にはほとんど違和感を感じずに聞くことが出来て、スッと入って来ました。

安定のシャフト!背景などの絵がめっちゃ綺麗!


映像の美しさに関しては、安定のシャフトでした。

独特なシャフト節や階段や風景の見せ方は今回でも健在しており安心しました(笑)
※ワンシーンだけではあったのですが、なずなのシャフ度もありました。

主題歌・劇中歌含めて曲がいい!

もう映画が始まってすぐの日常シーンからBGMが良かったです・・・・

全体を通してBGMはしっとりと落ち着いたストリングスやピアノといった音色が多いイメージですが、曲と映像の情景がマッチしており最高でした!

主題歌の「打上花火」も作品の雰囲気やテーマとマッチしていて良かったです!

あと、劇中歌の中でなずな役の広瀬すずさんが歌うシーンもあるので、ぜひ、この広瀬すずさんの歌声とともに注目してほしい部分ですね!

全体を通しての感想

全体を通しての感想を言うのであれば、ストーリは深く追求せずに雰囲気を楽しむ映画!という捉え方をするのであれば、すごくいい作品だと感じました。

ちまたでは、君の名は。と比べられたりもしているらしいですが、似通う部分があまりにも少ないですし、コンセプトなどがそもそも違うと思いますので、それぞれは別々の一つの作品として楽しむのが一番よいと思います。

まとめ

幻想的な雰囲気や淡い恋の物語をアニメーションで楽しみたいという方は一度見に行かれてもいいのではないでしょうか。

色々と私も書きましたが、実際にどう感じるかは人によって千差万別ですし、見た上で判断してもらうのが一番ですからね!

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あおば
ガジェットレビューを中心にオタクが好きなことを綴っています。ここ最近はVTuberの配信を一日中ひたすらにBGMとして流しているらしい。